あなたに合った
使い心地のいい入れ歯を DENTURE
歯を失ったあとにの機能回復治療の一つに「入れ歯」があります。取り外しでき、ほかの治療方法とくらべて費用が抑えられるという大きなメリットがあります。
しかし、納得のいく結果につなげるためには、そのデメリットについても正しく理解しておかなくてはいけません。一言で「入れ歯」といってもバリエーションが豊富です。
そのため、カウンセリングの際にそれぞれの特徴やメリット・デメリットを分かりやすくご説明させていただいております。「どのタイプが自分に合っているのか分からない」とお悩の方も、お気軽にご相談ください。
入れ歯の
メリット・デメリット Merit / Demerit
メリット
- Merit 01
初めての方でも
挑戦しやすいブリッジやインプラントと比べて費用が安く、製作も比較的早く行えるため、初めての方でも挑戦しやすい治療法です。大きく歯を削る必要がなく、ほかの歯を傷つけたくないという方にも推奨しています。
- Merit 02
1本分から製作可能
残存歯がある状態で使用する「部分入れ歯」と、無歯顎の状態で使用する「総入れ歯」があり、部分入れ歯は、1本分から製作することができます。歯がない状態を放置すると、両隣の歯が倒れてきたり、全体的に歯並びが崩れたりする恐れがありますので、早めの治療を心がけましょう。
- Merit 03
取り外して
お手入れができるブリッジやインプラントは固定式ですが、入れ歯は着脱が可能です。外して目で見て汚れを確認し、しっかりと落とすことができるため、衛生的に管理しやすいという特徴があります。また、食べ物がすき間に詰まっても、すぐに取り除けます。
- Merit 04
種類が豊富
保険適用外の場合、見た目や機能性を重視したものが多く、様々なタイプのものがあります。種類によってフィット感が大きく異なりますので、ご自身に合ったものを選ぶことが重要です。当院では、患者様のお悩みやお口の状態に合わせて、適切な入れ歯をご提案させていただいております。
デメリット
- Demerit 01
慣れるまでに
時間がかかる歯ぐきの上に載せて使用することで歯列から少し入れ歯がはみ出るため、感覚に慣れるまでに時間がかかる方も少なくありません。とくに保険のものは耐久性を高めるため、ある程度分厚く作る必要があります。
一方、自費では自然な着け心地のものもありますので、気になる方はいつでもお問い合わせください。 - Demerit 02
歯や歯ぐきが
痛くなることがある入れ歯をはめた状態で噛むと、歯ぐきに圧がかかります。形がフィットしていなと、痛みや傷が生じることがあるため、数回の調整が欠かせません。バネの強さや緩みも痛みが発生する原因となります。
- Demerit 03
定期的な調整が必要
一般的に、新しい入れ歯は一度も調整せずに快適に使えるようになることは稀であり、保険の入れ歯では3回以上の調整を要するケースがほとんどです。しっかりと調整できた状態でも、数か月経つと歯の移動や歯ぐき、顎骨の形などが変化するので、定期的なスパンでの調整が欠かせません。
- Demerit 04
毎回メンテナンスをする
必要があるバネの周辺や入れ歯と歯肉の間には汚れがたまりやすく、装着したまま洗浄をすると、汚れが残り、歯ぐきの痛みや腫れにつながることがあります。
そのため、毎回必ず取り外して洗わなくてはいけません。また、プラスチック素材のものは汚れだけでなく、臭いもつきやすい傾向にあります。
入れ歯種類について Types

金属床義歯
歯ぐきに触れる部分の一部を薄い金属にした入れ歯です。全体がプラスチック製のタイプよりも厚みがないため、違和感が少ないです。
飲食物の熱も感じやすいため、食事をより楽しむことができます。また、大きく破損しにくい点もメリットといえるでしょう。正面から見ると、バネ以外の金属部分はほとんど見えません。

アタッチメント義歯
アタッチメントとよばれる装置を埋め込んだ入れ歯です。残存歯にも同じ装置を埋め込むことで、バネなしで使用できます。 一般的なタイプのものと比較して、自然な見た目で、周囲の歯に負担をかけません。ズレにくいのも特徴の一つです。

スマイルデンチャー
金属のバネを使用していません。特殊なナイロン系の樹脂素材を使用しているため、薄くて軽く、装着時の装着感が自然です。歯ぐきや歯の部分が天然のものに近く、人目につきやすい前歯に向いています。

レジン床義歯
保険で製作する入れ歯です。安価で軽いのが長所ですが、強度を保つためにある程度の厚みを残す必要があります。
また、破損しやすく、表面に傷や汚れがつきやすいほか、色や匂いが染み込みやすいというデメリットがあります。

FLOW 治療の流れ
Step トレーで型取り
入れ歯の型取りは、精密な入れ歯を作るための重要なステップです。トレーに印象材を盛り、型取りをします。固まったら取り出して、型取りした面に石膏を流し込んで模型を作ります。この模型を元に、患者さんに合わせた入れ歯を作製していきます。
Step 噛み合わせの高さを計測
入れ歯の範囲が広い(欠損歯が多い)場合は、噛み合わせを記録するための工程が加わります。噛み合わせの高さは、噛みやすさや顎関節への負担、さらにはお顔の見え方にも影響を与えますので、慎重に調整することが大切です。
Step 試適用入れ歯で確認
噛み合わせの高さと人工歯の色が決まったら、試適用の入れ歯ができ上がります。噛んだときの高さや人工歯の並びがお顔に合っているかをチェックします。
Step 微調整・完成
完成した入れ歯を装着していただき、違和感の有無や嚙み合わせに問題がないかを確認します。
一般的に数回の調整を経て、問題がなければ完成となります。歯の移動や歯ぐき、顎骨の形の変化が生じると、使い心地がよかったものも痛みや違和感を感じることがあります。何かトラブルが発生した場合は、早めにご来院ください。
技工士の立ち会い

患者様にご納得いただける入れ歯を提供するため、当院では技工士立ち会いのうえ製作します。
入れ歯の製作を専門に行っている歯科技工士が患者様の口腔内を直接確認することで、歯の色、形状、歯肉の状態、噛み合わせなどを詳細に把握できます。これにより、模型や歯科医師の指示書だけでは得られない情報を基に、より適合性を高められます。また、入れ歯に不調があれば、すぐにその場で修理するなど、患者様のお悩みやご相談にも迅速に対応できます。