こんにちは。 若泉歯科クリニック 院長 若泉学史と申します。
みなさんドライマウスという言葉は聞いたこと有りませんか?
お口の中の唾液が少なくなり、乾燥してしまう状態のことをドライマウスと言います。
そんなドライマウスですが、実は様々なトラブルを引き起こしてしまうのです。
【ドライマウスによる影響】
・食事困難になる
唾液には、味覚作用(味を感じる組織に運ぶ)があります。
唾液量が少なくなっていますと、食事の味などがわかりづらくなり、味覚障害となります。
また、お口の中が乾燥してしまう為、飲み込む動作も苦しくなってきます。
食事が満足に取れなくなり、健康バランスが乱れ、体重減少などの影響が出てきます。
・虫歯や歯周病のリスク
唾液には、味覚作用とは別にお口の中の汚れを落とし、健康を保つ作用が有ります。
ドライマウスになると、その作用が維持できなくなり、虫歯や歯周病リスクが高くなります。
・舌の痛みなど
唾液量が少なくなることにより、お口の中の潤いが無くなると、舌が割れて痛みが伴います。
・口臭
唾液量の減少により自浄作用が機能しなくなり、お口に汚れが溜まり口臭が悪化します。
【治療】
ドライマウスには主に、唾液分泌量を促進する筋機能・薬物療法などにより対応します。
治療方法は人により異なりますので、原因の追究が必要になってきます。
鼻呼吸の意識、水分補給、キシリトール配合のガムを噛むことなども予防に繋がります。
定期的にチェックし、お口の健康を保っていきましょう。
不安なことが少しでもありましたら、お気軽にご相談ください。
いつでもサポート致します。
こんにちは。 若泉歯科クリニック 院長 若泉学史です。
早速ではございますが、前回投稿した記事の続きをお話ししていきたいと思います。
「睡眠時無呼吸症候群と歯」についての関係です。
なんとなく名前を耳にしたことがある方がいるのではないでしょうか。
一時的に睡眠中呼吸が止まってしまう病気を睡眠時無呼吸症候群といいます。
睡眠中に呼吸が止まると、眠りの質が悪くなり睡眠時間が不足してしまいます。
ニュースでもたまに見かけたりしますが、こうしたことが原因で、運転者が交通事故をもたらす事もあります。そのため道路交通法が改正されて、自動車免許の申請や更新の際に、睡眠障害について申告が義務付けられるようになりました。
※未申告の場合には罰則が設けられております
また、睡眠時間が短くなってしまいますと、肥満、高血圧や心臓病、また糖尿病などといたった生活習慣病を招く危険性がある、と科学的に明らかにされてきています。
ではなぜ睡眠中に呼吸が止まってしまうのでしょうか。
それは、寝ているとき、肺への空気の通り道である気道に舌が落ち込んでしまう、また扁桃肥大を起こすことにより、気道のスペースが塞がれてしまうことで起こるのです。
これを「閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)」といいます。
日本人には顎の小さい人が多く、そのため骨格的にどうしても気道が塞がりやすいため、痩せていてもOSAの人がいます。
もちろん、検査・診断をするには通常医科で行いますが、歯科医師も検査・診断について共有しております。
日頃からお口の中や顎などを専門的に診ている歯科医院は、そういった観点から、睡眠時無呼吸症候群を引き起こすような状態を早期に発見しやすいです。
OSAであると診断が確定しますと、睡眠中の呼吸をサポートする治療へ移行します。
また、他にもマウスピースをつける治療もございます。これは口腔内装置とも呼ばれ、この治療をする時が、まさに歯科医師の存在です。患者さんにあった歯の印象とかみ合わせになるよう、経験豊富な歯科医師が製作していきます。その後、マウスピースの調整を経て、お口の中の気道をしっかりと作ることで、OSAを治療していくことになります。
歯並びやかみ合わせ、顎の発育の矯正を行うときには、口の周りの筋肉の動きや、呼吸などもしっかり安定させるように進めることが大切です。
症状によっては専門の医療機関を紹介することもできますので、気になる方はご相談ください。
こんにちは。 若泉歯科クリニック 院長 若泉学史と申します。
今日は「歯と睡眠の深い関係性」についてお話ししていきたいと思います。
さて、はじめは「歯周病と睡眠不足」についてお話していきますね。
歯周病という言葉、一度は聞いたことがあると思います。歯と歯肉の間が清潔な環境となっていないと、そこにどんどん細菌が入り込み歯肉に炎症を起こしてしまいます。進行すると歯肉がどんどん下がってしまい、歯の基礎となっている骨が溶け出して、最後は歯を抜かないといけなくなってしまいます。
しかし・・・歯周病と睡眠不足にはいったいどんな関係があるのでしょうか。
実は歯周病といわれる病気は、糖尿病と大きく関係していると言われています。糖尿病になってしまうと歯周病の進行速度が増加し、また歯周病になると血糖値のコントロールが効かくなっていくことが知られています。
さらに、糖尿病は睡眠とも深い関係があります。睡眠時間が短くなってしまうと、食欲を抑えるホルモンが減少し、逆に食欲を増やすホルモンが増加してしまいます。それに伴い、食べる量や体重が増加してしまい、血糖値のコントロールも効かなくなってしまいます。
また、睡眠時間が減少することで、インスリンの働きを抑えるホルモンが増えるために、インスリンの効果が薄れ、血糖値が上昇してしまいます。
このように「睡眠不足」に陥ってしまいますと、血糖値のコントロールが効かなくなり、糖尿病発症の危険性が大きく高まってしまいます。これにより歯周病までもが悪化してしまうことが考えられるのです。これが「糖尿病と歯周病」の関係性と言われております。
歯周病を治療していく上で、お口の中の環境をキレイにすることは勿論ですが、しっかりと睡眠時間をとることも大事になってきます。自分にあった睡眠時間を確保し、健康な日々を過ごしましょう。また、朝目覚めた後には外の光を浴びることで気持ちよく体内をリセットすることができますよ。
睡眠をしっかり意識することで、今後の健康について、より良い結果が表れます。
ここまでお付き添い頂き、ありがとうございます。
歯でお困りの時はいつでも若泉歯科クリニックにご連絡くださいね。
スタッフ一同お待ちしております。
こんにちは!
このたび院長ブログを始めることとなりました。
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